内ヶ崎酒造店
宮城県富谷市
1618年、伊達政宗公より召し出され、家来の内ヶ崎織部は宿場を設けるよう命じられました。1620年に富谷宿を開宿し、当家は本陣を務めて参りました。1661年、織部の息子、作左衛門はここに内ヶ崎酒造店を創業。以来、宮城県で最も古い蔵元として355年に渡り酒造りを営んできました。当時、どのような酒が造られていたかは定かではなく、また、どんな味だったのかは推測するしかないようです。
しかし今日、『鳳陽』というラベルを見ただけで、どんなに素晴らしい味かがすぐにわかります。繊細な味わいと滑らかな喉越し、そして絶妙のバランス。とりわけ『まなむすめ』や『蔵の華』など、地元の酒米を用いた酒にその特長が顕著で、この蔵元ならではの仕込みに一層の優雅さを添えています。
