惣誉酒造
栃木県芳賀郡市
豊かで雄弁な風味と、優雅な清々しさとの絶妙なバランスが持ち味の惣誉は、河野家によって1872年に創業されました。この品質をさらに高めるために、5代目当主の河野遵氏は新しい生酛造りに取り組んでいます。生酛造りは17世紀に考案され、日本酒に新境地をもたらしました。それは現代における通常の醸造法よりも15日ほど長くかかりますが、そのぶん味に深みと品のある味に仕上がります。
惣誉では特A地区山田錦のみを用いて純米酒、吟醸酒、大吟醸酒を仕込んでいます。山田錦は蔵元の間では酒米のチャンピオンといわれ、酒にふくよかさと清澄さをもたらします。惣誉は、その中でも最高級の山田錦を生酛造りに用い、柔らかく風味に満ちた上品な飲み口で何杯でもいける新しいタイプの酒を誕生させました。
